ハムスターの飼育・飼い方
【ケージ】
ハムスター用のケージ(なるべく40×40以上)に牧草などの床材を敷いて、回し車・巣箱・給水ボトル・エサ入れを設置します。
必要に応じてトイレを設置します。金網ケージの場合は床に敷いている金網は外します。
水槽やプラケースでも飼う事ができます。最も飼い易いのは、プラスチック製の衣装ケース。サイズ的にも安全面でもお薦めのケージです。
【温度・飼育環境】
ハムスターは暑さに弱い動物です。室温は常に20〜25度程度に保つようにします。
また、冬場5〜10度以下になると擬似冬眠状態になってしまい、生命力のない個体は最悪の場合死んでしまいます。
冬眠状態を作らないよう冬場は10度以下にならないようにします。
ケージを置く場所は直射日光を避け、風通しが良くなるべく騒がしくない静かな所にします。
昼間は明るく、夜は暗くという自然のサイクルを保つようにします。ハムスターは夜行性なので、昼間の明るい時間帯は寝ていますが、夜暗くなると活発に動き始めます。
デリケートなハムスターがストレスを溜め込んで病気にならないよう気を付けましょう。
【フード】
最近ではハムスター専用のペレットフードが市販されています。価格も安く、栄養価も高い万能フードです。
主食としてペレットフードを与え、副食として生野菜やひまわりの種などを与えます。
ハムスターと言えばひまわりの種ですが、ひまわりの種はあくまでも副食として与えます。
食事は1日1回。与える量は体重の10%〜12%程度です。体重80グラムの場合は8〜10グラムを与えます。
チョコレートやタマネギ、牛乳などはハムスターにとって有害な成分が含まれています。絶対に与えないようにしましょう。
【飲み物】
ハムスターは給水ボトルで水を飲みます。
1日1回新鮮な水に取り替えて、絶対に切らさないようにしましょう。水は水道水で構いません。
【運動】
ハムスターは好奇心旺盛で遊び好きな動物です。
1日の大半は寝ていますが、起きているときは常に陽気に遊び回ります。
適度な大きさのケージと回し車があれば特に室内に放して遊ばせる必要はありません。
室内に放して遊ばせる場合は夕方に30分〜1時間程度。隙間からの脱走、コード噛みや誤飲、踏み付けなどに注意して、必ずハムスターから目を離さないようにしましょう。
【トイレ】
ハムスターは決まった場所に排泄する習性があります。
ケージ内の、ハムスターが排泄すると思われる場所に陶器の小鉢などの容器を設置して紙砂を敷いておきます。
ハムスターは体がすっぽり収まるような場所での排泄を好みます。
【ケア】
ハムスターは基本的に毛づくろいをして自分で体をきれいにします。お風呂に入れる必要はありません。
どうしても汚いと感じた場合はペット用のウェットティッシュで軽く拭き取ってあげる程度にします。
歯も伸びる為、ひまわりの種などの固い物を定期的に与えてハムスター自身で調節させます。
【繁殖】
ハムスターは妊娠後15日前後で4〜8匹の子どもを出産します。
増えすぎて飼育も里親募集も出来ないような状態にならないよう、繁殖は慎重に、予め出産後の計画を立てて行うようにします。
また、妊娠中のメスは気性が荒くなる為、些細なストレスで赤ちゃんを殺してしまう事があります。
ハムスターの出産に立ち会う事はとても魅力的な体験ですが、安易に繁殖を行う事はせず、繁殖させる場合は計画的にしっかりと準備をした上で行うようにしましょう。
ハムスターを飼う前の準備
まず確認しましょう
・家族にハムスターを飼っても良いかを確認。
・マンション・借家の場合はペット可かどうか。(不可でも小動物はOKか。)
・ハムスターを一生涯世話するだけのお金があるか。
・家族に動物アレルギーの人はいないか。
お迎えする前に家の中を整えましょう
・潜り込んだら困るような隙間はないか。
・壊されたり汚されると困るものは置いていないか。
・部屋のほこりや金属片、消しゴムなど誤飲するものは落ちていないか。
・ハムスターを迎える部屋にエアコンがあるか。故障していないか。
生体を迎える前に
・事前に飼育書を入手しておき、ハムスターの知識を身に付けておく。
・ハムスターを診察してくれる病院のチェック。
家に迎えた後は
まず新しい環境に慣らすこと。
ハムスターは非常にデリケートな動物です。新しい環境が騒がしかったり人に掴まれたりすると、すぐにストレスを溜めて最悪の場合死んでしまいます。
ハムスターを迎えたらまず数日間はあまり干渉し過ぎないことが大事です。
静かな環境で、少しずつ部屋のにおいや飼い主のにおいに慣らしていきます。
手でエサを与えたりして、ゆっくりコミュニケーションを取っていきましょう。
ハムスターの季節に応じた飼育
■ 春の飼育方法
春はハムスターが活発に動き出す季節です。
この季節が最も繁殖に適していると言われています。
栄養のバランスの良いフードを与え、繁殖をする場合は事前の準備の上万全の環境で行いましょう。
■ 夏の飼育方法
夏は温度管理に注意が必要です。
ハムスターは暑さや湿気に弱い動物です。すぐに熱中症で死んでしまいます。
昼夜問わず常に室温を20〜25℃程度に保つようにします。
電気代がかかりますが、夏の間はエアコンを一日中つけておく覚悟が必要です。扇風機は効果がありません。
また、夏場はフードや床材が傷みやすくなるので、定期的に食べ残しや古い床材を掃除します。
■ 秋の飼育方法
秋は冬に向け体力を蓄える季節です。
春と同様、比較的活動しやすい季節でもあります。
栄養価の高いフードをバランス良く与えます。
■ 冬の飼育方法
冬は気温の変化に気を付けます。
ハムスターは5〜10℃以下になると擬似冬眠状態に入ってしまい、生命力のない個体は死んでしまう事があります。
ハムスターが冬眠しないよう、10℃以下にならないように気をつけましょう。